私は夫が航空自衛官で、パイロットです。
必然的に周囲にはそういう人が多く。
官舎などでご一緒していた奥さんたちも、やはり「自衛隊パイロットのお嫁さん」が多かったです。
身元バレにならない程度に「そのなれそめのエピソード」いくつかまとめてみましたよ。
「航空自衛官、中でもパイロットの男性と出会って結婚したい!」という女性の皆さん、ぜひご参考になさってください。
自衛官パイロットと結婚する方法~そもそもパイロットはどこにいるの?~
そもそもパイロットはどこにいるのでしょうか?
なんとなく「パイロット=航空自衛隊=航空基地にしかいない」と思いがちですが、それは違います。
陸上自衛隊は「駐屯地」、海上・航空は「基地」と言われる場所がありますよね。
その「駐屯地or基地の中で滑走路を保有しているところ」に、「航空機を保有している部隊」があります。
基本的にパイロットはそこに勤務しています。
ただし、学校や、首都圏の防衛省などにも定期的に転属しているので、意外なところにいたりもします。
意外にパイロットは多いのです。あなたが住んでいる地域の駐屯地or基地にもパイロットがいるかも!?
自衛官パイロットと結婚した人の出会いエピソードは?
仕事がらみで知り合うパターン
一番多いのは仕事がらみで知り合う、というケースのような気がします。
友達の一人は「民間の電機系メーカーでシステムエンジニア」をしており、そのなかで“特機”と呼ばれる部門に所属して、「自衛隊の中にあるシステムを運用するところ」で働いていました。
「一か月の半分は客先である自衛隊の基地の中」で働いていたので、必然的に自衛官男性と出会う確率が高まり…それでご主人とも出会われたそうですよ。
実際、自衛隊の基地や駐屯地の中は女性と出会う確率がとても低いもの。
ですので、「駐屯地や基地内に入れる仕事の女性」は男性自衛官からモテますし、付き合う&結婚する可能性も高くなるように思います。
女性自衛官だったパターン
また、「女性自衛官出身の妻たち」も多いですね。
同じ自衛官同士で結婚するのですから、こちらの場合「職場結婚」ということになります。
もともと女性自家官も基地から出る時間が短いため、「狭い世界の中で顔を見る機会が多い人と結婚するパターン」が多かったのです。
仕事関係者の結婚が多い理由は?
友人のような「民間の特機関係者」や「女性自衛官」の場合には、一般の女性に比べて「仕事上の面倒な話、詳細な説明をする必要がない(防衛省・自衛隊のシステムやルールを熟知している)」ですよね。
ですので、「余計な気を使わなくてもいい」と考える男性が多く、それだけ気軽に付き合いやすいと言えます。
逆に「知り尽くされていると気が抜けない!」とか「全くそういう知識のない外の人が良い」という人もいます。
でも、身近に女性が少ない環境だからこそ、「仕事内で知り合える女性」は貴重であり、知り合って交際に発展しやすくなる傾向がありますよ。
中にはこんな人も…
中には「私はパイロットと結婚する!」と宣言し、そのためにF-15の整備士になったという猛者もいました。
最初は「え、そこまで言う?」と周囲は若干引き気味でしたが。
むしろ潔くアタックし、結婚まで持ち込んだので「アッパレ!」とある意味“伝説”になったようです(笑)
逆に、まったくそういう意図なく整備の仕事に専念していたら「パイロットがその丁寧な仕事ぶりと熱心さにほれ込んで口説き落とした」というケースもありました。
ちょっとシンデレラストーリー的な感じで、ちょっと憧れますよね(笑)
とはいっても、誰もがこんな専門職では働けないですよね。
実はこれ以外にも出会う方法があるんですよ!(記事の後半で紹介します)
九州では紹介で付き合うパターンが多い?
また、自衛隊は九州出身者がとても多いのですが。
そちら方面では「親戚の紹介のお見合いや、パイロットの姉妹の同級生で紹介された」というパターンも複数いました。
最近聞いた中では、「同期の結婚式(地元での披露宴)に出席したら、そこにいた新婦の従姉妹さんと意気投合して、一年後に結婚、同期同士のパイロットで親戚になってしまった」という人たちも。
若いころから苦楽を共にしていた間柄だったので、そのご縁は周囲にもとても歓迎されたようです。
自衛官パイロットと出会う方法は?
空港職員になると出会いやすい?
沖縄や石川県の小松、北海道の千歳など、「基地と空港が隣接しているところ」では空港職員やキャビンアテンダントさんとのご縁もあるようです。
合同の防災訓練など、若手のパイロットが広報を兼ねて担当することもあるので、顔見知りになるところから始まるようですね。
そこから誰か一人がつながりを持つと「双方で合コンを企画して輪が広がる」というパターンも多いみたいですよ。
SNSでも出会える?
時代を感じるのは「SNSで飛行機の話題でもりあがっていたら、相手がパイロットだった」というケース。
そうしたコミュニティのオフ会で知り合う人もいます。
ただイメージで憧れているだけではなく、イベントに行ったり、本を読んだり、実際に飛行機を見に行ったりすることでチャンスは広がります。
基地近くの職場で働いている人は出会いも多い!
昔からよくあったのは…。
- 基地の近くの美容院で働いている美容師さん
- 病院の看護師さん
- 自衛官がよく集まるお寿司屋さんの娘さん。
- 昼休みに営業で部隊に出入りする保険の営業さん
これらの職業の人も「パイロットに限らず自衛官と結婚する可能性が高い」ですね。
「雑談するなかから、その仕事の話をするようになり、結婚した」とかよく聞きますよ。
パイロットと出会うには?
実際に「距離が近い」というのは、大きなアドバンテージですよね。
まず、出会って、話をしてみなければ、何も始まりませんもん。
「では、どうしたらそういう近いところに入っていけるか」ということですが…
「自衛隊の中でできるお仕事を探してみる」というのが早いかもしれません。
最近は、自衛隊もさまざまな分野でアウトソーシングが始まっています。
隊内の総務的な業務など、自衛官でなくてもできる部分には派遣やパートで働く人が増えています。
女性自衛官や整備士のような専門職でなくても、「自衛隊の中で働く人は増えている」ので、そうした所のお仕事を探してみるのも良いかもしれませんね。
実際、市ヶ谷の防衛省の中にはスターバックスがあり、普通にバリスタさんが働いています。
この数年では「基地内にコンビニ(ファミリーマート)が出店」するようになり、普通にアルバイトを募集していますよ。
マッチングアプリを利用してみる
ちなみに私自身は「マッチングアプリ」を利用して今の旦那と出会いましたよ。
基地内でバイトや仕事をしたくても、「自分の仕事」があったらできませんものね。
それに、現在の独身自衛官は「マッチングアプリで彼女を探す人」も多いので、ある意味「一番お手軽な出会い方」かもしれませんね。
以下の記事で「私が出会ったアプリ」も紹介していますので、興味がある人は読んでみてくださいね。
パイロットの見分け方
基地の中やその周辺にはパイロットに限らず多くの自衛官がいますよね。
「その多くの自衛官がいる中でどうやったらパイロットを見分けられるか」ですが、チェックポイントは「胸に付けている徽章」です。
彼らの胸には一般にウィングマークと呼ばれる「航空搭乗員徽章」がついています。
↑こんなヤツです。
フライトスーツを着る職種でもパイロットだけでなく…
- 救難員(事故や災害現場に降りて遭難者を助けに行くレスキュー担当)
- ロードマスター(輸送機のキャビンで貨物を管理する職種)
- オペレーター(無線やレーダーなどを担当する職種)
など、さまざまですが、階級章やその徽章を見ればすぐに「何をしている人なのか」がわかりますよ。
フライトスーツでも、胸を見ればすぐに「何の仕事をしている人か」が解るようになりますよ。
インターネットで「そうした徽章の解説をしているサイト」などもありますので、チェックしてみると勉強にもなりますね。
パイロットと結婚してみて思ったこと
“パイロット”というと漠然と「かっこいい!」と思われる方。
そしてレアキャラゆえに「ステイタスを感じる方」もあるかもしれませんが。
実際に、一般的な会社員よりも安定していますし、他の自衛官よりお給料が高めなのも事実です。
が、パイロットだからといって「民間のようにずば抜けた高給取り」という訳でもありません。
パイロットに限らず自衛官は「何かあったら当たり前のように家族よりも仕事優先」で、事故などで定年まで勤めあげられない場合もあります。
良いことばかりでは決してありません。
それでも「我こそは」と思われる人は、ぜひパイロットとの出会いにチャレンジしてみてくださいね。