艦に乗っている海上自衛官は陸にいない時間が長く、家に帰れないことも多いです。
そんな海上自衛官と結婚するとどんな結婚生活になるでしょうか?
実は私、海上自衛官男性と知り合い結婚した「自衛官妻」だったりするのですが・・・
ずっと一緒に過ごしてみると、一般の人には想像のつかない「ちょっと特殊な自衛官の生活」に驚いてしまうこともあります。
お付き合いしていた時には気づかなかったような面もありました。
今回は「実際に海上自衛官男子と結婚してみて感じた良かったこと、悪かったこと」をご紹介します。
海上自衛官と結婚したい女性、海上自衛官の彼氏がいる女性の皆さん、ぜひ参考にしてくださいね。
海上自衛官夫の良い点、悪い点、しっかりとお伝えします!
中には付き合う前には想像できなかった「ビックリすること」も・・・!?
海上自衛官と結婚するメリットは?
家事ができる
海上自衛官に限りませんが、自衛官は家事のひととおりを自身で“きちんと“行うことができます。
全員がそうかは断言できませんが、少なくとも私が知り合った自衛官はみんな「私よりしっかり家事をこなしていた」ように思えます。
これは新人の時に寮に入り、生活面でも厳しい指導を受けるためですね。
寮を出た後もだらけることなく、私生活面もきちんとしてる人が多いため、「洗濯・掃除・料理すべて分担しても文句のつけようがないレベル」でこなしてくれますよ~。
あ、ただし、料理に関しては「苦手」という自衛官男性もいます。寮でも料理だけは作ってもらえますからね。何を作っても「美味しい」と言ってくれるので作り甲斐があって良いですよ。
料理以外の他の家事に関してはみんな「女子以上のレベル」で完璧にこなしますよ♪
一般の男性だと家事が苦手で、「結婚したら女性に任せっぱなし」という人も多いと聞きます。
手伝ってもらっても雑だったりやり方がわからなかったりで結局手間になってしまうということも…。
私が前にお付き合いしていた一般の男性も洗濯・掃除が苦手でしたね。
うちは共働きなので平日は旦那さんのが早く帰ることのが多いのですが、その時は夕飯を準備して待っていてくれます。
洗濯も二人で干したり畳んだりするので早いです。
旦那さんの仕事着は基本皺のない状態にしてないといけないのですが、旦那さんが自分で洗濯してアイロンがけしてるので、私はまったく負担になってませんよ。
一人の時間を楽しめる
あとは家にいない時間が長いです。
これはデメリットなんですが、メリットでもあると私は思っています(笑)
私はもともと「一人の時間が好き」だったので、結婚というずっと誰かが側にいる生活というものに慣れることができるか不安でした。
しかし、海上自衛官は週に一回は当直で家にいないし、年の3分の1くらいは出港で家にいません。
寂しい反面「一人の時間を悠々自適に過ごす」ことができます。
結婚後もそんな風に過ごせるのは、かなりレアなのではないかなーと思います。
旦那がいないときは自分が好きなことをたっぷり楽しむことができますよ♪
「熱中できる趣味がある人」は海上自衛官の彼氏or夫がオススメです。
いつまでも新鮮な気持ちで付き合える
あとはたまにしか会えないからこそ「お互い、好きという気持ちが持続する」気がします。
長くいるとだんだん相手の悪いところばかり目についてイライラしてしまう人も多いかもしれませんが、たまにしか会えないから「イライラしてる時間が勿体ないな」と思うようになり・・・。
何かお互い嫌なことがあっても「早めに切り替えて仲良く過ごそう」と意識できている気がします。
なにより優しい!
なにより旦那さんは「色々と我慢してもらってる」という気持ちが強いのか、とても優しくしてくれますよ。
実際に、過去の歴代彼女から「寂しくて無理」と言われて別れてきたみたいです。
だからこそ「寂しさを乗り越えて一緒にいてくれる妻」には感謝して、より優しくなってくれるんですよね。
あと、艦内で先輩自衛官から「一緒にいてくれる奥さんは大事にしないと」とよく言われているみたいですね。
自衛官って「家族は大切にして当然」みたいな気風があるみたいです。
だから、みんな会えるときは家族や彼女を大切にしてくれるんですよ♪
海上自衛官と結婚 デメリットは?
家にほとんどいない
デメリットはやはり「ほとんど家にいないこと」が大きいと思います。
上記で述べた通り、それがメリットでもあるのですが「子供ができたらデメリット面のが大きくなるのかな」とは思います。
近くにお互いの実家がない場合、一人で頑張らないといけないシーンも多いですし、出産が近づいたら「いざというときに旦那さんがいないこと」も覚悟しないといけません。
ちなみに私は実家も遠くすぐに助けに来てもらえる親戚もいないので、「はやめに産休をもらって里帰り出産」をすることにしました。
生まれた後も同じような状況で、知り合いの自衛官妻に聞いても「ほぼ一人で育てているような状況」になるとのこと…
長期任務中は必然的に「ワンオペ状態」になりますよね。
ここは覚悟しないといけない部分ですね><
会うときの交通費や宿泊費がかさむ
あとは艦の修理とかで「長く遠方の港に単身赴任する」ことが結構あるので、土日会うのに交通費や宿泊費がかさみます。
旅行と思えば楽しいですが、どうしてもお金がかかってしまいますね。
ただ、先輩に言わせると「会うのは新婚のみで、子供ができてからは単身赴任終了まで会わなくなる。というか、会わなくても平気になる」とのことです(笑)
飲み会が多い!
それから、家計の面でいうと、自衛官は飲み会がすごく多いです。
月に5回以上は飲み会があるような気がします。
そういったお付き合いも仕事のうちですから「仕方ないかな」とは思いますけどね。
結婚式の準備や引っ越し準備が地味に大変
地味に大変だったのは結婚式や引っ越しなどのイベントです。
旦那さんに連絡がほとんどとれないので「段取りや手続きは一人でやらないといけない」ことが多かったです。
ただ、引っ越しは何回か経験するうちに「段々と慣れてくる」ので、大変なのは最初だけだと思いますよ。
海上自衛官との結婚生活って?どんな暮らしになるの?
結婚したのに一人暮らし状態
実際に生活してみて思ったことは、「結婚したのにほとんどの時間が一人暮らしに近い状態になる」ということです。
連絡がとれない状況になることも多々あります。
そうすると家でのトラブルなどは一人で解決しなければならないこともあります。
なので、不安な方はあらかじめ「旦那さんがいないときにどういうことがあったら困るか、どう対処すれば良いか」を話し合っておいた方がいいです。
ある程度は「一人でなんでもやる覚悟」をしておくと気が楽かもしれません。
寂しがりやな女性は・・・
寂しがり屋な女子は一人でも楽しく過ごせるようポジティブに過ごしてみてください。
好きな映画を観に行く、友達と遊びにいくなどして「旦那さんがいないからこそできること」を楽しんでください。
結婚したのにいつも一人…なんて落ち込んでいると余計に辛くなってしまうと思います。
出産前は計画的に!
また、家に旦那さんがいないというデメリットは、子供ができたら余計にきつくなるかもしれません。
出産は早めに里帰りさせてもらうなど、「家族にも協力してもらえるような体制を作っておく」と安心ですよ。
旦那さんも「自分が家にいない」とわかっているので、里帰り出産も快く許してくれますよ。
頼れるところは頼ってしまいましょう!
海上自衛官と結婚するメリット・デメリット
海上自衛官との結婚は大変なことも多いですが、ご紹介したように良い面もたくさんあります。
メリット・デメリットがあるのは一般の男性と結婚しても同じだと思いますし、内容が少し特殊かもしれませんが「他の一般の男性と結婚した人と比べて自分が不幸だなー」なんてことは一切思いません。
なによりも「自分が好きになった人と結婚できた」のですから、お互い協力して困難を乗りきっていきたいですね。
最後に一言。
私は優しくて逞しい素敵な旦那と結婚できて幸せですよ。
大変なこともありますが「結婚して良かったなぁ」と心から思えます♪
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