「自衛官との結婚」といわれて何を思い浮かべますか?
- どんな仕事をしてるの?
- 危ない仕事もあるの?
- 男社会ってゆうけど怖くない?
- 階級ってそんなに影響が大きいもの?
- お給料や年収ってどれくらいなの?
- 転勤が多いってほんと?
いろんな疑問が出てきますよね。
実は私、自衛官と結婚した「自衛隊員の妻」なのですが、私の夫と結婚する前は似たようなことを疑問に思いました。
おそらく私の同じように「自衛隊と結婚後の生活ってどんな感じよ?」と思っている女性は多いはず。
そこで「自衛官と結婚するなら知っておきたいこと」をお伝えしていきます。
自衛官と結婚すると「良いことだけ」ではありません。
もちろん「キツイこと」だってあるんです。
自衛官と付き合いたい女性、まさに結婚を意識して婚活中の女性、必見ですよ。
自衛官と結婚後の生活。知っておきたいこと6選
自衛官のお仕事って?
自衛官の仕事といえば国を守ること。
それは何となく分かりますよね。
「でも具体的に何をしているかって全然知らない!」
そんなあなたのために、今から具体的にお伝えしていきますね。
自衛官は国を守ることを使命とし、時には機材の勉強に励み、時には山にこもり、時には駐屯地の草刈りをしています。
あ、今草刈りをバカにしました?笑
草が生えていると「危険物が置かれた時等に発見が遅れる」ので、危機管理の面で草刈りってとっても大事なんですよ。
夏は頻繁に草刈りをしています。
あと体力錬成も頑張っています。
いざってゆうときに動けないと困りますからね。
ですから、基本的に自衛隊の男性は筋肉モリモリです。
マッチョ好きにはたまりません(笑)
危険なこともするの?命が危ないって本当?
危険なことと一言で言うのは難しいですね。
基本的には「しっかりと安全確保をしたうえで任務を遂行」されています。
でもニュースで見るように残念な事故が起こることもあります。
何事にも絶対というものはないと思いますが、やっぱり自衛官に危険は付き物と言わざるを得ないように思います。
確率はとても低いですが「死んでしまう可能性は0ではない」ということです。
特に「飛行機関係に乗る航空自衛官などは危険度が少し上がるかな」、と思います(その分、お給料も高いですが)
とはいっても、よほどのことがない限り「命を落とす」なんてことは少ないですよ。
それに、まあ毎日毎日危険にさらされているわけではないので、心配は尽きませんが「信じて見守るしかない」ですね。
それに、中には「安全な事務職」なんかもありますしね。
自衛隊って男社会なの?
はい、完全な男社会です。
女性自衛官もいるにはいますが、やはり圧倒的に男性が多いです。
それはもう熱い男の集まりなので、ノリは完全に体育会系です。
全員が体育会系というわけではないのですが、体育会系が多数派ですね。
今ではなくなりつつあるみたいですが、自衛隊に入ってすぐの教育の場では「1人の失敗は全員の連帯責任で、全員で腕立て伏せや腹筋、走り込み」なんかをやっていたようです。
まあそれで全体の一体感や結束を高めようとする目的もあるようですが。
でも誰かのせいでしごきあげられるとなると、責任の押し付け合いで仲間割れしてもおかしくないと思いますけどね(笑)
でも、みんな先輩、後輩関係なく仲がよい人が多いですよ。
階級ってそんなに影響が大きいもの?
階級の影響・・・大きいですね。
年齢が10歳上でも「後から入れば後輩」です。
年齢差ではなく先輩、後輩が重視されるので、ある程度年齢がいってから自衛隊に入った人は年下からタメ口で命令を受け、敬語で話さないといけません。
結構辛いものがありそうです。
また階級が上の人の言うことには絶対服従です。
基本的に意見は言えません。
「書類の判子一つもらうために何時間も待つ」なんてこともあります。
正直判子くらい声かけて押してもらったらいいのにって思っちゃいましたけどね(苦笑)
お給料ってどれくらいなの?年収が高いって本当?
自衛官は特別職国家公務員にあたります。
一般に公務員というとある程度お給料をもらってるイメージだと思いますが、自衛官はそうでもありません。
早朝から出勤していても手当てがついていると聞いたことがないです。
悲しい。
お給料は「陸、海、空、いずれの自衛隊に所属し、どんな任務にあたっているか」によって大きく違うので一概には言えませんが、
一番お給料が高いのは航空自衛隊、次に海上自衛隊、一番安いのが陸上自衛隊です。
何が違うのかというと、やっぱり危険度です。
航空自衛隊の自衛官は戦闘機に乗ります。
そう聞くだけで近隣国との緊張が高まっている今、危険度が高いっていうのは一目瞭然ですね。
海上自衛隊も乗る船によって違いますが、「海外など遠くに行く船に乗ると何か月も帰ってこない」こともあります。
もちろんどこにいるかも分かりませんし、基本的に連絡は取れません。
これは余談ですが、「海上自衛官は子供の誕生日が近い人が多い」です。
みんな一緒に出掛けて、みんな一緒に帰ってきますからね。
子供が生まれたりすると電報なんかでお知らせが来るようで、船内でみんなで「おおー!」みたいになるそうです(笑)
転勤が多いってほんと?
自衛官は転勤が付き物です。
転勤の頻度は階級でかなり変わります。
陸曹などでは数年単位の遠距離の転勤を1、2回必ず経験します。
回数は1回の転勤の期間にもよるみたいです。
階級が上がると転勤の頻度は上がっていきます。
幹部になると基本的には2年毎に転勤がやってくる転勤族です。
その中でも仕事のできる自衛官はあちこちからお呼びがかかるらしく、もっと短いスパンで転勤がやってきます。
自分の夫が「周りから必要とされている」というのは誇らしいことですが、家族は大変ですよね。
単身赴任という手もありますが、子供が小さいうちは家族みんなで転勤することが多いです。
なのでそれぞれの駐屯地にある官舎はとてもありがたい!
数年ごとに転勤先で家探しとか、本当に勘弁してほしい。
転勤してくる人は官舎(宿舎)に入る人がほとんどですよ。
ちなみに官舎は一般的なアパートやマンションよりも家賃が安い。
家賃ってけっこう家計を圧迫しますものね。安い家賃はとても助かりますよ~。
自衛官妻になると後悔する?
自衛官と結婚して「自衛官の嫁」になると大変なことが結構あります。
ちなみに「結婚後の具体的なメリット、デメリット」はこちらの記事でもまとめていますので読んでみてくださいね。
イラつくこと、腹立つことももちろんありますが、でもそれ以上に楽しいこともいっぱいあります!
私は自衛官旦那と結婚して後悔したことなんてありませんよ。
離れている時間が長いので、一緒にいるときは「家族のことをとても大事」にしてくれます。
周りを見ていても家族思いな自衛官が多いですね。
なんだかんだで、今はとても幸せです。
タフでマッチョ、熱い漢、自衛官との結婚、一度考えてみてはいかがでしょうか。