航空自衛隊入間基地といえば「航空祭(ブルーインパルスが飛行します!)」のイベントで有名ですよね。
また、花火が上がる納涼祭も人気イベントの1つで、毎年多くの来訪者がいます。
さて、そんな入間基地は、関東では最大規模であり、電車の駅が隣接しているという意味では大変レアな環境です。
ここでは「入間基地へのアクセス方法」をご紹介。
電車を使った行き方や最寄り駅、また周辺駐車場などについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
入間基地へのアクセス 航空祭では基本的に車NG
入間基地は大変便利な場所にあります。
基地の中に、西武池袋線の線路が横断し、その駅がフェンス越しに隣接しています。
そんな基地は全国探しても他にはありません。
近郊には圏央道の入間ICがあり、普段は車で航空機を見に来るファンも多いです。
が、駐車場を用意するスペースが基地内にも周辺にもないため、基本「航空祭では車での来訪はNG」です。
この数年で路駐や、近隣のマンションに無許可で駐車した不審車両のトラブルが相次ぎ、狭山署を始めとして埼玉県警はやる気満々で取り締まりを行っています。
また、停められる場所もないのに車で入間基地を目指してきた渋滞の車列で事故が起こり、救急車が到達できないためにドクターヘリが出動して、ブルーインパルスのフライトエリアを横切ることになり、本番の航空ショーが中断したという実例がありました。
ただ、一つだけ、合法的なパーク&ライドの方法がありますので、そちらについては裏ワザとして後述します。
ちなみに、地元の住民は自転車か徒歩で航空祭にやってきます。
バイクは正門わきの芝生のエリアに駐輪場が設けられますので、そちらを目指してきてください。
入間基地周辺の駐車場について
それから、入間基地周辺にも駐車場がないワケではないのですが、数が非常に少ないです。
よほど早い時間に行かないとほぼ満車&特別料金になっています。
周辺の大型店舗も駐車場を封鎖するケースが多く、うっかり車で行こうとすると駐車場を探して基地周辺をグルグルと何時間も回り続ける・・・という自体になりかねません。
なので、その点も踏まえて「公共の交通機関を使って航空祭に行く」のがオススメですよ。
もしくは「駐車場が安い駅」まで車で行って、そこから電車で行く…という方法もありかなぁと思います。
入間基地の最寄り駅は?公共交通機関で行くのが便利!
最寄り駅は西武池袋線の稲荷山公園駅
入間基地は「西武池袋線の稲荷山公園駅」に隣接しています。
急行が停車するので、池袋駅から約40分です。
毎年航空祭の日には臨時ダイヤで増発されるので、池袋方面からどんどん来場者が訪れます。
年に一度、この時だけは駅のフェンスが解放、臨時の自動改札が設置されます。
入間市駅で降りるのもオススメ
さて、池袋から、この稲荷山公園を過ぎて一つ先の入間市駅は特急レッドアローが停車します。
入間市駅から航空祭会場までは徒歩10分程度なので、入間市駅から行き来してもそれほど負担はありません。
ネットで特急券を取るのは競争率が高そうですが、チャレンジする価値はありそうです。
混雑を避けるなら所沢駅からバスに乗る方法もある
さて、西武線は、池袋線と新宿線が所沢駅で交差します。
本川越・西武新宿方面から訪れる場合、所沢では既にかなりの混雑になっているはずです。
乗り換えるのが大変、と考える人たちは、狭山市駅から稲荷山公園駅・入間市駅方面へとバスが出ていますので、そちらの利用を検討してみるのも一案です。
また、道路が混雑している場合でも、狭山市駅から稲荷山公園駅までは2.1㎞と、大人だけなら歩ける距離です。
道路状況を見て「渋滞しているなら歩いてしまえ」とトライする人もいます。
その頃には、頭上を沢山の航空機が飛んでいるはずで…滑走路の端っこのフェンス沿いに歩いてくるルートになりますので、楽しい散歩になるかもしれません。
帰りの混雑を避ける方法は?
航空祭は15時には終了します。
慣れている人は14時過ぎのブルーインパルスのフライトが終わると同時に稲荷山公園駅を目指しますが、その時点で問題が一つあります。
何万人と言う来場者の多くが西武池袋線を利用しようと殺到するので、稲荷山公園駅のフェンス~臨時改札周辺に多くの人が溜まってしまいます。
当然、池袋方面に向かう電車は大変な混雑になるのですが。
それを見越して、一つ手前の入間市駅まで歩いて電車に乗る人もいます。
徒歩10分程度で、誘導する看板なども出ていますので、参考にしてみてください。
バスツアーを使うのもオススメ
遠方から訪れる場合、観光バスでの“航空祭ツアー”が売り出されています。
この10年で、参入する会社が随分増えたので、いろいろな場所から出発しています。
往復の交通費とそれほど変わらない料金と、乗り換えの手間を考えたら、大きなターミナル駅などからゆったり座って往復できるという利点は大きな魅力です。
売り出されたら即完売してしまう人気の航空祭ツアーもあるようなので、近いエリアから出発するツアーをチェックしてみてくださいね。
入間基地では、正門わきの道路が観光バスの発着ポイントになります。
狭山市のふるさと納税はねらい目!
入間基地のある狭山市では、ふるさと納税で「入間基地航空祭パーク&ライド」という返礼品を用意しています。
郊外に設けた駐車場と航空祭の会場の間に無料のバスを運行しています。
こちらは10,000円の納税です。
また、航空祭の会場には行けませんが、目の前にある狭山市役所の屋上の観覧席から航空ショーを観られるという「入間航空祭観覧席」という返礼品もあります。
狭山市役所の駐車場を使用でき、椅子とお弁当とお土産が付いて一名50,000円です。
実際、入間基地周辺の公共の駐車場はほぼ満車&特別料金になり、大型店舗などは安全のために駐車場を封鎖することも珍しくないので、こうした手段を遣えない場合には、自家用車での来場は止めましょう。
入間基地航空祭への行き方まとめ
入間基地周辺はもともと米軍のジョンソン基地だった場所を開発しているために学校や公園が多く、コンビニなどが稲荷山公園駅にしかありません。
食料は基地の中の物販エリアで買えますが、基地周辺に入る前、電車やバスに乗る前にお茶や軽食をゲットしておくと困りませんよ。
また、混雑している場所では、基地内でもその周辺でも係の自衛官、さらに警察や警備会社、西武鉄道の職員の誘導がありますので、その指示に従って動きましょう。
来年(2020年)の入間基地航空祭は東京オリンピックが終わった後なのだなぁと思うと不思議な感じがしますね。
このアクセスガイドを参考にして、遊びに来て、さらにブルーインパルスのフライトを堪能していただければ幸いです。
↓航空祭の楽しみ方、穴場情報はこちらの記事でまとめています↓