長期の出港(仕事で港を離れ、海に出ること)、連絡がとれない時間が長い等、結婚しても家にいないことが多いイメージの海上自衛官。
そんな忙しい印象の海上自衛官男子と結婚したら、どのような結婚生活が待っているのでしょうか?
- 実際はどのくらいの頻度・期間家を空けるのか
- 本当に連絡がとれなくなってしまうのか
- 出産・子供の行事や旅行等のイベントに海上自衛官の夫は参加できるのか…
海上自衛官男性と付き合っているor付き合いたい女性としては気になるところだと思います。
そこで、海上自衛官の妻である私が「実際に海上自衛官と結婚した経験や他の海自妻の体験談」をもとにご紹介しますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
海上自衛官の夫を持つ私が体験談エピソードをご紹介♪
実は海自男子と結婚すると…こんな生活になるんです!
海上自衛官妻あるある5選~嫁になると苦労する!?~
それではさっそく「海上自衛官妻あるある」をご紹介。
同じ海上自衛官妻なら「そうだよね!」と納得するものばかりのはず!
年の3分の1以上は家に夫がいない!
いない、いないと言われる海上自衛官ですが、実際にどのくらいいないものでしょうか。
長期任務のスケジュールは年により変わり、また家族と言えどもその内容を正確に知らされることはありません。
「えっ家族なのに教えてもらえないの?!」
とよく驚かれますが、艦の行動は機密事項らしく家族でも教えてはいけないそうです。
とはいえ一緒に住んでれば準備の様子とかで「長期でいないのかor短期でいないのか」くらいは推測できますけどね(笑)
結局、海上自衛官の夫はどのくらい家にいないのか
そんな状況なのであくまで感覚になってしまいますが、海上自衛官旦那がいない期間は大体以下の感じ。
- 一週間に一回程度は当直勤務でいない日があります
- 年に1~2回は一ヶ月以上出港していない時があります
- 艦の修理期間(二ヶ月くらい?)は修理できる港に移動するので単身赴任状態になります
つまり、トータルすると年の3分の1以上はいないのではないのかなと思います。
もちろん、人によって異なりますが、我が家の場合はこんな感じですよ。
家族行事に参加するのはひとり?!
結婚すると「家族旅行や出産、子供の運動会」など様々な行事がありますよね。
しかし、夫がそれらに参加するのは結構難しいです。
とはいえ、ある程度こちらでスケジュールを組める旅行であれば、確実に休めそうな日を狙って計画をたてられるます。
ですので、意外に旅行などは行けたりしますよ。その点は安心してください。
自分たちの都合で決められない行事は参加が難しい!?
が、出産立ち会いや子供の行事など「こちらの都合でスケジュールを決められないようなイベント」は休めればいけるし、仕事なら当然いけないということになります。
一般の会社員も同じような感じだと思いますが、海上自衛官の場合はさらにシビアです。
一般の会社員の場合、イベントの日程がわかった時点で仕事を調整し、有休申請を出せば休める可能性が高いですが、自衛官の場合はあらかじめ決められている任務や訓練のスケジュールを個人の予定で変えるなんてことはできません。
行事日程がそれらのスケジュールに被った場合、仕事優先です。
さらに休み予定であっても「災害等で有事の際」は呼び出されてしまい、仕事にでないといけません。
よって、私は家族行事は基本的におひとりさま参加を覚悟しています。
連絡が長期でとれなくても気にしない
いないことに加えてよく言われるのが「連絡がとれない」ということなのですが、連絡がとれない期間というのは主に「出港中で電波の入らないところに艦がいるとき」です。
なので実は連絡自体は結構とれます。
普段からほとんど連絡がとれないイメージの海上自衛官男子ですが、普通の勤務のときはラインや電話もできますよ。
ただ、任務中で長く連絡がとれない時期もたまにありますね。
修理期間でいないのであれば、本人自体は陸にいるので連絡がとれますし、当直の時も一応連絡がとれますよ。
任務で出港中は音信不通になる時も…
とはいえ任務で出港してるときは一ヶ月以上は音信不通の時があります。
しかも例のごとくスケジュールがわからないので「いつ連絡がとれるようになるか」も不明…
なので、私は連絡がとれないことに対してもあまり気にしないことにしました。
家のことなど夫に連絡がとれないと困るなということもありますが、大体のことは一人暮らしの時と同じで一人でもなんとかなってしまうものです。
そのくらいどっしり構えてれば狼狽えることは少ない…と思います。
専門用語についていけない…
海上自衛官に限らず、自衛隊って専門用語が多いです。
私は理解するのを諦めたので未だに話していると「?」となることが多いです。
「ワッチ(多分当直のこと)」、「出港(任務等で港を離れること)」などはよく聞くので覚えましたが、「階級(○○一等海曹など)」や「部署名?(航海、電測など)」は未だによくわからないです。
たまに仕事の愚痴とかを話してくれるので、聞いてあげたいとは思うのですが、ニュアンスは理解できても単語がわからなくて話の途中なのに「それってなんだっけ?!」って聞きたくなることが多々あります。
とはいえ、話を遮るのはかわいそうなので、とりあえず私は相づち打つようにしてやり過ごしてます(笑)
旦那の仕事内容を完全に理解できていなくても大丈夫!
「うん、うん、そうなんだ、大変だね」と相づちを打てばそれでOKですよ~(笑)
家族の特権が嬉しい♪
意外と羨ましがられるのが、家族特権として「自衛隊イベントに優先的に参加できる」ということです。
- 総合火力演習
- 航空祭
- 観艦式
- 音楽隊のコンサート
など最近はチケットを一般でとるのは難しかったりするのですが、家族だと優先的にチケットを回してもらえます。
私も一度家族ということで艦の見学をさせてもらいましたが、非常に貴重な体験でしたよ。
子供がいる家族なら、さらに嬉しいですよね♪
最近、メディアの影響(?)で自衛官の人気が上がってきたからなのか、有名所のイベントはチケットをとるのも難しいんですよね。
海上自衛官の婚活お見合いイベント「トーキングフェスティバル」なんかも倍率がものすご~く高いですので、参加が難しいですよ。
あ、ちなみに私のトーキングフェスティバル体験談は以下の記事でまとめていますので良かったらどうぞ♪
海上自衛官妻は苦労する!?
よく周りの人からは「旦那がいなかったり、連絡とれなかったり大変だね」なんて言われてしまいますが慣れてしまえば逆に気楽なものです。
もちろん寂しいのはありますが、夫婦間の摩擦は会う時間が少ない分、あまりないですね。
それに、たまにしか会えないからこそお互い労りの気持ちが強く「多少のことは目を瞑ろう!」と寛容にもなれている気がします(笑)
だからなのか、いつでも新鮮な気持ちで夫に接することができますし、実際ケンカも少ないですよ♪
妻が苦労する点は一般男性と変わらない!?
妻が苦労するという点については「一般の男性と結婚した場合も変わらないのではないのかな」と周りの既婚者の話を聞いていると思いますよ。
みんな似たようなことで悩んでいるものです。
それに、海自男性でしたら「結婚した後も独身時代と同じく自分のペースで過ごせる」と思えばそれほど不幸とも思いません。
割り切ったら自由な生活を満喫できます
あくまで個人の考えなので、人によってはやっぱり夫がいないことに対して、「浮気の不安」や「結婚したのに一人でなんでもやらないといけないという不満」がある人もいるでしょう。
が、それは海上自衛官旦那に限らず、他の職種の旦那でも同じような悩みを抱えている妻は多いですよね。
その一方で、海上自衛官夫の場合、割りきってしまえば楽です。
実際、子供やママ友ときままに遊びにいったり旅行にいったりして、「夫の不在中に上手く過ごしてる海自妻」も多いです。
というか、私もこのタイプ。夫がいない時間は「自分の趣味」を満喫していますよ。
それに、普段会えない分、かえって来たときは旦那も優しいですしね。
ですので、苦労するのは苦労しますが、上手に過ごせば「海上自衛官夫との生活」はとても良い物ですよ♪